昔、親に「だらしない格好をするな!」って怒られた経験ありますよね。
あれって実際正しくて、あの時怒られてよかったなぁと思います。
確かに汚い格好をしてる人より、綺麗な格好をした人の方が信頼出来ますよね。
私自身も、センスはともかく普段から小綺麗にするように気をつけています。
人は、目立つ特徴に引きずられ、全体の評価を決めてしまう習性があります。
これを「ハロー効果」といいます。
人間関係やビジネスにも応用できるので、この機会に覚えて活用してください。
ハロー効果とは
ハロー効果は、アメリカの心理学者、エドワード・ソーンダイクが提唱しました。
ハロー効果の「ハロー(halo)]とは、「後光、光背、光輪」という意味の言葉です。
「後光効果」とも呼ばれ、対象の特徴が先入観になって認知バイアスがかかり、公平な評価が出来なくなる心理現象です。
例えば、次の二人の場合どちらの方が有能だと感じますか?
A | 背が低い、髪の毛ボサボサ、
ヨレヨレの服、汚い歯、髭面 |
B | 背が高い、整った髪、シャキッとしたスーツ
綺麗な歯、髭のない綺麗な顔 |
ほとんどの場合、Bの人の方が有能だと評価してしまいますよね。
実際は、その人の能力に見た目は関係ないんですけどね。
ポジティブハロー効果・ネガティブハロー効果
ハロー効果には、ポジティブハロー効果とネガティブハロー効果があります。
ポジティブハロー効果とは
評価者が人材を評価する時、目立った優れた特徴に引きずられその他の特徴の評価が歪められる現象です。
ネガティブハロー効果とは
評価者が人材を評価する時、特定の評価が低いと、その他の評価も低くしてしまう現象です。
ハロー効果活用方法
口コミをのせる
口コミは購買行動に影響し、ハロー効果を高める要因のひとつです。
口コミの評価が高ければ、対象に対するいいイメージが先行し実際よりもいい印象を与える傾向があります。
身だしなみを整える
人は、初対面の相手の事を9割見た目で判断しています。
特にビジネスにおいては、人と接する機会が多いため、第一印象を悪くしないためにも身だしなみを整える事は重要になります。
広告に好感度の高い有名人を起用する
CMや広告に好感度の高い有名人を起用することで、対象の商品に対しても高い交換をもってもらえます。
まとめ
ハロー効果は優れた特徴に引きずられ、公平な判断が出来なくなる認知バイアス。
ハロー効果にはポジティブハロー効果とネガティブハロー効果があり、いい方にも悪い方にも働くため気をつけなければならない。