相手に断られにくくするお願いの仕方

人にお願いや頼み事をするとき、ただ単にお願いするだけでは相手も「なんで言うことを聞かないといけないの?」

という考えになって、お願いを断ってきてしまいます。

でも断られにくくなる方法があったら皆さんも知りたいですよね。

その方法を紹介していくので、参考にしてください。

断られにくくする方法とは

普段の生活や仕事の中で、誰かにお願いや頼み事をするときって

結構多いですよね。

断られる事もよくあります。

そこで心理学を応用し断られにくくする方法があります。

「フットインザドア」「ドアインザフェイス」というテクニックです。

ここではこの二つの方法について話していきます。

 

フットインザドアとは

フットインザドアとは、「一貫性の原理」を利用したテクニックです。

人には、一度イエスと言えばノーと言いにくくなる習性があります。

この習性を利用した方法が「フットインザドア」というテクニックです。

人に何か大きなお願いをする場合、先に小さなお願いをきいてもらってから本来お願いしたかった

大きなお願いをすると、引き受けてもらえる確率があがります。

例えば、パートナーにお風呂掃除を頼みたいとします。

あなた:「悪いけどお風呂の水抜いてきてくれない?」

パートナー:「いいよ」

あなた:「水でサッと流してほしい」

パートナー:「わかった」

あなた:「ついでに浴槽洗ってくれないかな」

パートナー:「仕方ないなぁ」

このように「お風呂の水を抜く」というお願いをきいてもらう事で、本来お願いしたかった事を引き受けてもらえる確率が格段にあがります。

 

ドアインザフェイスとは

ドアインザフェイスとは「返報性の原理」を応用したテクニックです。

人は何か借りが出来ると、何かお返しをしたいという心理がはたらきます。

その心理を利用します。

つまり、最初のお願いはわざと断らせて、次に本当のお願いをするわけです。

そうすることで相手に承諾される確率が約3倍になります。

最初に断らせるためとはいえ、無理難題な事を言うと相手が不快になり、その後の進展がなくなってしまうような事になるので注意が必要です。

例えば、10万円のパソコンを売りたいという目的があった場合はどうでしょうか。

営業:「こちらのパソコンは、ハイエンドモデルとなってまして、価格は25万円になります。」
お客:「ちょっとそれは高すぎて手が出ないなぁ。」
営業:「それではこちらのエントリーモデルはいかがでしょう。価格は10万円です。」
お客:「ちょうどいい価格ですね、それにします。」
いきなり10万円のパソコンをうるより、25万円のパソコンを一度断らせることで相手にも納得をして購入してもらうことが出来ます。

 

でも同じ相手には何度も使わないようにしてくださいね。
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